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行政書士の仕事・行政書士試験・勉強法等の行政書士開業情報を「行政書士で年収1000万円稼ぐ法」の著者丸山学が情報発信しています。

行政書士の仕事どんな事するの?

行政書士のお仕事(現役行政書士がその実情をお教えします)

こんにちは、行政書士の丸山学です。

「行政書士」という職業は資格としては非常に有名で受験者数も多いのですが、
では、「行政書士というのは実際に、どんな仕事をするのか?」という話になると、よく分からないというのが実情だと思います。

実は・・・、
私も自分が開業するまで行政書士が具体的にどんな仕事をするのか、まったく知りませんでした(笑)。

開業して、とりあえず名刺を作ったときには裏面に業務内容として「建設業許可申請」 「風俗営業許可申請」 「株式会社設立手続き」 「増資手続き」 「遺産分割協議書作成」 「相続手続き」 「農地転用」 「公正証書作成支援」 「内容証明郵便作成」など、書けるだけ書いていましたが、その実、それらが実際にどんな手続きかはほとんど知りませんでした。

単純に行政書士会のパンフレットを参考に書き連ねただけだったのです。

今でこそ思い出話として笑えますが、開業当初はその名刺を渡した相手に真剣に相談をされると返答に困ってシドロモドロになっていたものです。

行政書士は特に、扱える仕事の種類が1万件あるとも言われる世界ですから仕事は多岐にわたります。
逆にいえば、業務範囲が広すぎますので自分なりに業務を絞り、専門分野を作らないと営業上も実務修得上もやりづらくなってしまいます。

私は、開業当初は「内容証明郵便」を作成する業務に特化しました。
一口に内容証明の作成といっても、内容証明を作成する場面というのは、
   ・「買った商品をクーリングオフするとき」
   ・「敷金の返還請求をするとき」
   ・「売掛金の催促をするとき」
   ・「不法行為による損害賠償請求をするとき」  ・・・といったように様々あります。

ですから、内容証明郵便を専門とするからといって「内容証明の書き方」といった類の本だけを読んでいればいい訳ではありません。「特定商取引法」 「借地借家法」 「民法」 「商法」など様々な法律の知識が必要になります。

私も、最初は「内容証明郵便って、サラリーマン時代にもいちど会社で作ったことがあったなぁ〜」というような軽い気持ちで内容証明郵便を専門にしようと考えただけでしたので、案件ごとに必要な法律が異なり勉強を強いられ苦労しました。しかし、それによって世の中のトラブルに関わる主だった法律の知識が身に付いたことは大きな財産になったと思います。

現在は、「会社設立手続き」を主な仕事としています。
2006年5月に会社法が施行されて、株式会社が設立しやすくなったことも追い風となり結構、需要の多い業務です。当事務所では年間100件以上の会社設立手続きをやらさせていただいています。


私が6年間、行政書士業務をやってきて思うことは、『どの業務であっても行政書士の仕事は大変!』という事です。

こちらが新人であれ何であれ、依頼人からは専門家として見られています。そして、引き受ける仕事は依頼人や依頼する企業にとっては重要なことばかりです。

私たちは日用品を売っている訳ではありません。

非常に責任の重い仕事を常に引き受けているのです。

たとえば、許認可業務(行政に対して各種営業の許可を申請する仕事)であれば、行政書士がミスをして依頼人である企業が許可を取得するのが1ヵ月遅れたならば大変なことになります。
1ヵ月間、営業が出来ない期間が出来ればその企業は1ヵ月分の売上だけでなく、そのために雇用した人の人件費や営業所の家賃などが全て損失となるのです。

行政書士が行なう仕事は書類を作ること、役所へ申請代理することだけですが、実はそれだけの重荷を背負ってそうした仕事をしているのです。
ですから、書類を作って役所へ申請したあとも、「大丈夫かなあ〜ちゃんと許可が下りるかなあ〜」と、いつも気に掛けています。

あまりそんな事ばかり考えていると胃潰瘍になりそうですから、極力、考えすぎないようにしていますが、それだけ精神的負担も大きい仕事です。

また、一般の方から受ける依頼も、たとえばクーリングオフを通知する内容証明であればクーリングオフの有効期間内に有効な文面で出さなければいけません。
それを失敗すれば、依頼人の「200万円で購入した商品を解約(クーリングオフ)したい」ということが実現できなくなってしまいます。

どうでしょう?結構、大変そうじゃありませんか?

但し、一つ言えるのは、大変な仕事だからこそ「やりがい」も大きいということです。

責任が重い仕事というのは、イコール、依頼人の大きな問題を解決する役目を担っているということでもあります。

ですから、うまく事が運んで感謝される度合いも大きくなります。
そして、自分のスキルを磨けば磨くほど、いただく報酬も、いただく感謝の言葉も比例して大きくなっていきます。

本気で頑張ろうという人には、大変、魅力的な仕事だと思いますよ。

尚、私が書いた書籍『行政書士になって年収1000万円稼ぐ法』(同文舘出版)をお読みいただければ、開業前後のドタバタぶり、そして熱気を感じていただけると思います。

具体的な実務・営業手法については古くなっていますが、この書籍を読んだ多くの開業前の方からは「自分が開業したときにどうなるのかを、バーチャルで体験できた気分です」という感想をいただいています。

受験を決める前、開業を決める前にこそ一読いただきたいと思います。